Demonstration in November

11月のdemonstrationに向けての練習がどんどんハードになっていくこの頃ですが、参加される生徒さん達皆さんが本当に真面目に、そして一生懸命に、だけれど楽しんでレッスンをしてくれている事、私にとって言葉に出来ないほど嬉しく、そして感謝の気持ちでいっぱいです。

私の付けた振付を、私のイメージ通りに演じてくれようとしている、そしてそれを体現してくれている生徒さん達。
私自身、カンパニーなどでも創作や、コンテンポラリーも踊ってきましたが、それでも私が踊ってきて一番嬉しかったものも、私が一番愛するものもクラシックバレエです。
クラシックバレエの世界観、そしてクラシックバレエの素晴らしさ、美しさ、本当にクラシックバレエを語らせるといつも生徒さんが笑う程、長くなってしまう私ですが、またその話はいつか書かせて頂こうと思っています。

クラシックバレエを飽きたとか、同じものを演じていてもつまらないという人も時々見かけます。もちろん、私のスクールやカンパニー時代の友人の中にもそう言っていた方達もいます。
ただ、私が思う事、クラシックバレエ、クラシカル。
観る側ではない、踊り手達がそう思いながら演じているようではクラシックの良さをどう観客に伝えるのでしょう。
何度も言いますが、バレエは総合芸術です。アスリートの身体を持ちながら、高い技術力も持ち、だけれどその上に、高い表現力と演技力が必要です。
舞台上では、踊り手皆が俳優です。
今、日本ではスポーツバレエの様になってきている部分もありますが、私にとってそれはバレエではありません。
３歳で、初めてバレエに触れた頃から夢見ていたバレエ、いろいろなことで悩み苦しんだ日々も、無我夢中でバレエを愛してバレエと向き合い、そして初めてカンパニーの舞台を踏んだ時も、そして今も、クラシックバレエの素晴らしさを日々実感し、そしてその深さに驚き、まだまだ知りたい、もっと深く、そしてもっとバレエをしたいといつも感じるのです。

ABAにいらっしゃる生徒さん達へクラシックバレエの魅力をしっかりと伝える事ができればと思いながら毎回レッスンの度に話が長くなりそうなのですが、それを必死に飲み込みながら簡潔に伝えようと努力している毎日です。
それに付き合い、理解し、頑張ってくれている生徒さん達に本当に感謝です。

偉大な振付家達が、その時代の偉大な踊り手達の為に振付をした、そのクラシックバレエ、それを踊りながら、その偉大な振付家達の背景や時代、そしてその表現を考えるだけで、本当に幸せな気持ちになれる、簡単に言おうとすれば、それがクラシックバレエです。クラシックバレエを踊るという事です。

ABAの小さなバレリーナちゃん達も、お姉さんバレリーナ達も、もちろん大人バレリーナ達もクラシックバレエに携わるという、本当の意味での幸せをしっかりと感じていただけたらいいなといつも思っています。
そしてABAにいらっしゃる皆さんが、一人一人の夢を叶える事ができる様、しっかりと指導し、お手伝いさせて頂こうと毎日身の引き締まる思いでレッスンに臨ませていただいています。

やはり、今日も話が長くなってしまいましたが、11月のdemonstration、まだ少し難しいテクニックを要する振付を練習してもらっている生徒さん達がほとんどです。
生徒さん達への期待、そして挑戦することの本当の意味での楽しさ、そして難しさ、それを感じていただき、そしてそれによってまた成長していただけることを本当に願います。

本当は、クラシックバレエの素晴らしさについてまだまだ書き足りないのですがまたいつか思う存分書かせていただきたいと思います。

Aoi

Aoi Ballet Academy
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